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こころpypんぴょ

はなすあいてがいないのでかいています。あと、あしたしんでもいいようにきおくをのこすんだぁ〜

* 手首の傷

人間は自分と違うものに惹かれる、という説もあれば、人間は自分に似たものに惹かれる、という説もあったりして、面倒くさい。人間について法則を探したって無駄なのに。 わたしがあなたに惹かれたことに、理由も法則も無い。 本能 が叫ぶのだ。 あなたが欲しいと。
頭の良いあなたに弄ばれたい。頭の良いあなたの頭の中で弄ばれたい。頭の良いあなたが馬鹿なわたしに戸惑っているときの脳みそを食べたい。頭の良いあなたが馬鹿なわたしにキスをすれば、あなたに馬鹿が移って、一緒に馬鹿になる。ねえ、そういう気持ちになりたくない? わたしとあなたは、ぴったりだと思うの。歪な形のわたしたちは、まさに、パズルみたいに、ぴったり。
そう考えているのはわたしだけではないはずだ、と期待をしているだけで、今日も終わってしまった。あなたは仕事がおわるとすぐに帰る。やっぱり、少し寂しい。 わたしは、帰っていくあなたを横目に、水を飲んだ。寂しい気もちは、喉を通りすぎ、胃の中へ消えた。 1日がまた終わってしまった。
そうだ。わたしは、あなたに好意を伝えたことがない。つまり、片想い、というやつだ。片想いは、甘酸っぱいとか弾ける炭酸みたいだとか聞いていたのに、全く違った。べっどべとで真っ黒で糞不味い。タバコみたいな味。吸ったことないけど。でも、この不味さが癖になる。
家に帰る途中に、あなたが吸っているタバコを買った。家で火を付けてしまうと匂いが部屋についてしまうので、帰り道に煙を浴びるだけにしている。これで、1日の疲れを取り払うのだ。わたしは、火をつけたタバコを少しだけ手首に当てがる。ジュっと音がした。熱かった。あなたも今頃、同じタバコを吸っているのかな。もう一度、当てがる。タバコを捨てて、家に帰った。ちなみに、吸っては、いない。
あなたのためにわたしは永遠に純粋でいたいと思う。タバコも吸わない。ずっと馬鹿を演じるし、身体だって、純粋だ。 全ては、あなたから汚されたいから。あなたに、汚されたいから。
そう考えているのは、わたしだけではないはずだと考えているだけで、また1日が終わってしまった。
今日も、タバコに一本、火をつけて帰る。